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天日干しは健康に良いとされ、簡単で省エネ効果もあります。天日干しした衣類は爽やかな香りがしますが、バスタオルなど、乾燥に適さない衣類もあります。

なぜ物干しタオルはビーフジャーキーのように硬くてザラザラしているのでしょうか?これは長い間科学者を悩ませてきた疑問ですが、北海道大学の研究チームがこの謎を解明しました。彼らは「空気乾燥の鍵」を解き明かし、その過程で水に関する重要な知見を得たと主張しています。

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ちなみに、プラスチック以外の布地のほとんどは(シルクとウールを除いて)植物由来です。綿は小さな低木の種子から採れるふわふわした白い繊維で、レーヨン、モダール、フィブリン、アセテート、竹はすべて木の繊維から作られています。植物繊維は植物細胞壁の強度を維持するのに役立つ有機化合物で、吸水性に優れています。そのため、綿を使ったタオルはポリエステルよりも肌触りが良いのです。水分子はセルロースに付着し、毛細管現象と呼ばれる現象によってセルロースに沿ってくっつきます。この現象は重力に逆らって水を表面に引き上げることもあります。

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水は極性分子であるため、片側に正電荷、もう片側に負電荷を帯びており、電荷に引き寄せられやすい性質があります。研究チームによると、綿タオルのような自然乾燥した布地では、個々の繊維が交差した構造が実際に「水を結合する」、つまり水が表面の何かに付着してサンドイッチのように繊維同士を近づけるという独特な挙動を示すとのことです。この最新の研究は、Journal of Physical Chemistry誌の最新号に掲載されています。

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研究チームは実験を行い、綿繊維の表面に水が結合すると、微細繊維間に一種の「毛細管接着」が生じることを明らかにした。これらの糸が互いにくっつくことで、布地は硬くなる。北海道大学の村田健一郎研究員は、結合した水自体が通常の水とは異なり、独特の水素結合状態を示すことを指摘した。

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研究員の五十嵐貴子氏は、「柔軟剤は綿繊維間の摩擦を軽減できると思われがちですが、私たちの研究結果は、綿繊維のコットンタオルの水分硬化を促進することが示されており、柔軟剤の動作原理を理解するための新たな視点を提供し、より優れた製造、配合、布地構造の開発に役立ちます」と述べています。

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投稿日時: 2022年6月24日